タバコは1543年の鉄砲伝来とともに
ポルトガル人により日本に持ち込まれたという。
歴史的には比較的最近になって定着した嗜好品と感じるのは小生だけだろうか?
さて、このタバコの値段が上がるのでは?という懸念からか、最近、禁煙外来を受診する患者さんが増えてきた。呼吸器科を標榜する当院でも禁煙外来をやっている。 -t(▼o▼メ)。o 0
実は、小生は喫煙既往者。
今は、すっぱり止めているが。
昔、若輩の頃吸っていたため、タバコ吸いの気持ちはよくわかる。
朝起きがけの一服。
食後の一服。
仕事の合間の一服。
・・・
タバコ吸いには、いろんな一服がある。
そして、外科医の場合、“術後の一服”というのがあった。
長時間の手術が終わった後の一服は緊張から解き離れた後のまさに至福・珠玉の1本であった。
“タバコは人生の句読点(くとうてん)”とは言い得て妙なり。
そして、タバコ吸いであったが故に言えることもある。
“ヤッパ、タバコは止めた方がいい”
タバコが発がん物質であるでなく心臓疾患、脳卒中などの危険因子であることを今更お説教のように言及するつもりはないが、小生は禁煙後、体内が奇麗になることを体感した。
今まで、身体に“毒”を入れていたのだなと“分かる”。
断言できる。
禁煙によるプラスはあるも、マイナスはない。
さて、最近主流となっている禁煙補助剤のチャンピックス。
詳細はファイザーのHPを見て頂くとして、この禁煙補助剤の一番の特徴は、タバコが不味くなること。
チャンピックスを服用している患者さんによると、タバコに火をつけて、一口吸った途端に「ウゲっ、不味ッ!」となるのだとか。
「タバコに火をつけなきゃ良かったと思った」という患者さんもいた。
タバコが不味くなるため、吸いたいとは思わなくなるらしい。
そのためか当院の治療成績を見ても、禁煙成功率は高い。
そうした中、やっぱり禁煙に失敗する患者さんがいる。
どういう患者さんか?
あくまで主観だが、いろいろ“いい訳”が多い患者さん。
禁煙に関してはいかなるいい訳も空しく響く。
チャンピックスは強力に禁煙プログラムをサポートしてくれるが、あくまで“補助剤”。
最後は己の意志次第であることをお忘れなく。
あと、葉巻きやパイプなど煙を吸い込まないのはいいのでは?という患者さんもおられたが、往生際悪し。
とにかく、“煙もの”は全て禁止。
吸う本数が減ったからいいのでは?これもダメ。
禁煙に関しては、“オール・オア・ナッシング(all or nothing)”
経験上、禁煙開始から1ヶ月を過ぎると楽になる。
身体からニコチン・習慣が抜けて、タバコがない環境が当たり前になる。
これから、禁煙を考えている方々へ。
禁煙っていいもんですよ。
応援します。

