院長あいさつ
院長あいさつ
がんの外来通院緩和診療を中心としたクリニックというコンセプトで開院してから、今年で17年目を迎えました。多くの皆様に支えられ、今日に至ることに感謝の念がたえません。
当院の患者様の多くは、治療方針に悩んだり、途方に暮れながら治療を探し求めて彷徨っている“がん難民”と呼ばれている方々です。“がん難民”と称される患者様のがんの完治は難しいという現実の中で、当院はそういった患者様の拠り所、羅針盤として機能できないかとクリニックの在り方を模索してきました。
その模索の中から得た確信は、がん診療とは、医療者サイド・患者サイドの双方が同じ方向を見ながら伴に目の前のことをコツコツと歩み進めて行かなくてはならない性質のものであるということです。
ですから、例えば、“神の手”などと呼ばれるような、派手な世界では決してなく、ある意味地味な積み重ねの世界です。また、当院スタッフ一同、個々の患者さんを通じて、非常に多くのことを学ばさせていただいており、それを次の患者様、先の患者様に還元しながら日々の診療にあたっております。
今後とも変わることなく、“人を診る”ことを基本姿勢としたがん診療を行っていく所存ですので宜しくお願い申し上げます。
銀座並木通りクリニック
理事長三好立