高濃度ビタミンC点滴|がんの外来治療(腫瘍内科・緩和ケア内科)と内科・外科・呼吸器科の銀座並木通りクリニック

高濃度ビタミンC点滴

当院では、高濃度ビタミンC点滴を提供しております。点滴の内容は、ビタミンC 10g、30g、50gの3通りから選択できます。

10gのビタミンCは、レモン500個分のビタミンCに相当すると言われていますので、30gだと1500個分、50gだと2500個分になります。

期待される効果

費用:診察料、手技料、消費税込みの1回分の費用(税込)

ビタミンC 10g 5,000円
ビタミンC 30g 12,000円
ビタミンC 50g 18,000円
G6PD検査 6,000円 (10gを超える初回時必須)

G6PDという酵素が欠損していると、溶血(赤血球が壊れること)を起こす危険性があるため高濃度ビタミンC点滴はできません。

G6PD欠損は日本人には少ないとされますが、高濃度ビタミンC点滴を安全に行うためですのでご理解ください。
(以前に、他院でG6PD検査をされた方は検査報告書を持参ください。G6PD検査を免除します。ただし、既往検査結果が明らかでない場合、当院でのG6PD検査は必須になります。)

使用ビタミンC製剤

当院はDAEHAN NEW PHARM社の防腐剤無添加の高品質アスコルビン酸を使用しています。

高濃度ビタミンC点滴の流れ

①電話(03-3562-7773)にて予約

②問診票・同意書への記入
点滴初回時に問診票・同意書への記入をお願いします。

③G6PD活性検査(初回のみ・税込6000円:予約制)
当院で初めて30g以上の高濃度ビタミンC点滴を受けられる方は予めG6PD活性の採血検査が別途必要になります。
採血の結果が出るまで1週間ほどお時間がかかるため、検査当日は30g以上のビタミンC点滴はできません。(10gは可能です)

④処置室で点滴の準備、針の留置を行った後、点滴ブースに移動し点滴を受けて頂きます。
当院の高濃度ビタミンCは10g、30g、50gの中からお選び頂けます。
1~2週に1回程のペースで行うことをお勧めしていますが、詳細は医師にご相談ください。

副作用について

点滴刺入部周囲の痛みや血管痛

比較的多く見られます。浸透圧や点滴速度、血管の状態などが関係します。
刺入部位周辺を温めたり、点滴速度をゆっくりしたりすることで緩和されます。
点滴終了後に血管痛が再燃することはありません。

血圧低下

ビタミンCの血管拡張作用によるものです。水分の経口摂取を心がけて下さい。

頻尿

ビタミンCの利尿作用によるものです。点滴終了後、1-2時間ほど認めることがあります。
自然に軽快しますので心配ありません。水分の経口摂取を心がけて下さい。

低血糖

まれですが、冷汗・めまい・動悸といった低血糖症状を認めることがあります。
点滴前に軽い食事を摂ることをお勧めします。

吐き気や頭痛など体調不良

点滴の速度や、患者さんの全身状態などによります。点滴の速度をゆっくりにして対応します。

眠気、ボーっとする

一時的なものなので特に心配はありません。

内出血

まれに内出血が起こることがあります。1-2週間ほどで消失します。

【高濃度ビタミンC点滴ができない方】

その他、高濃度ビタミンC点滴により体調・病態の悪化を来す恐れのある方の施術はお断りすることが有りますのでご了承下さい。

【高濃度ビタミンCを導入するがん患者様へ】

・がん治療におけるビタミンC大量点滴療法で言われている、他治療との併用による相乗効果・QOLの改善や延命効果などの臨床効果は十分に証明されたものではありません。
高濃度ビタミンC点滴療法はあくまで代替医療の1つであることをご理解した上で導入をご検討下さい。

・高濃度ビタミンC点滴の診察では、がん相談はおこなっておりません。がん相談を希望される方は「がん相談・セカンドオピニオン(有料)」をお申し込み下さい。ゆっくりとお時間をお取りします。

がん相談・セカンドオピニオンの案内ページはこちら

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