がん治療のご案内
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当院は以下の3つのアプローチを大切にしています。
- 標準治療に加える「プラスアルファ」の治療
- 標準治療と緩和ケアの「間を埋める治療」
- 標準治療だけでは対応が難しい部分へのサポート
これらの取り組みを通じて、患者さまが自分に納得のいく人生を送り、心身ともに穏やかな生活を送ることができるよう、また、良い時間を少しでも長く過ごせることを目指して治療を提供しています。
プラスアルファの治療(自費治療)
当院では、標準治療にプラスアルファを期待する治療として免疫療法を提供しています。
自家がんワクチン療法
自家がんワクチン療法は、手術で摘出した細胞を使用して患者さま専用のワクチンを作製し、がん細胞に対抗する治療です。
この治療は当院院長の前医の時代から提供しており、多くの症例経験があります。
効果の高かった症例は学術論文として発表しています。
NKT細胞標的治療
2024年からは「NKT細胞標的治療」を開始しました。
これは、患者さまの血液を培養し、免疫機能を強化してがんに対処する治療です。
冒頭の自家がんワクチンは、手術で摘出したご自身の細胞が必要になりますが、NKT細胞標的治療では不要です。
そのため、がんの手術をしていない患者さまや、主治医に内緒で治療を検討される方など、これまで免疫療法を諦めていた患者さんにもお応えできる治療法です。
標準治療と緩和ケアの間を埋める治療
少量抗がん剤治療(がん休眠療法)
当院では、標準治療と緩和ケアの間に位置する治療として、少量抗がん剤治療(がん休眠療法)を提供しています。
この治療は「がんと共存しながら、長く充実した人生を送りましょう」というコンセプトのもと行っています。
がん治療には、抗がん剤の副作用がつらいという側面がありますが、少量抗がん剤治療(がん休眠療法)では、薬剤やその投与量を調整し、副作用を極力抑えながら定期的に投与します。
これにより、がんによる悪影響と抗がん剤の副作用の両方を軽減し、患者さまが満足できる時間を少しでも長く過ごしていただけることを目指しています。
がん休眠療法を実施している医療機関は全国的に少ないため、当院には全国から多くのご相談をいただいております。
免疫療法
前述した免疫療法(自家がんワクチン療法やNKT細胞標的治療)は,標準治療が終了したあとでも、がん制御を期待して導入することが可能です。
詳しくはお問い合わせください。
標準治療では対応が難しい部分へのサポート
標準治療だけでは対応しきれない「心のケア」や「生活環境の整備」、そして患者さまとの対話を重視したサポートも、当院の治療の一環と位置づけています。
特に、緩和ケア以降の患者さまにとっては、「生き方」や「家族との関係」、そしてどう締めくくりたいかなど、身体の治療と同じくらい大切な要素です。
当院では、実際の治療を行いながら、これら患者さんの「生活の質」も良くなるよう一緒に考えていきます。
がん治療や緩和ケアについてのご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。