がん休眠療法|がんの外来治療(腫瘍内科・緩和ケア内科)と内科・外科・呼吸器科の銀座並木通りクリニック

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がん休眠療法
-見放されたがん難民でもまだ闘える!少量抗がん剤による休眠療法の可能性は。

41歳で逝った流通ジャーナリスト金子哲雄氏は、ある日、がん専門病院で肺カルチノイド(肺がんの一種)という病名とともに、いつ窒息死しても不思議でない状態と診断された。もはや治療は「何もできない」という。続いて受診した大学病院の診断も同じで、いきなり絶望的状況に直面した(『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』[小学館]より)。

金子氏に限らず、再発がんで切除不能の場合や、初発でも治療が難しい難治がんなど”治らないがん“と診断されれば、標準治療の対象にはならない。若い息者も、体力もあり元気に通院できる息者も「打つ手はないので、あとは緩和へ」と見放され(がん難民)、途方に暮れているのが現状だ。

がん難民に救いは全くないのか。そんなことはない。注目したいのが従来、化学療法として使われてきた抗がん剤投与を中心とする「がん休眠療法」だ。金子氏も大阪で(広義の)休眠療法を受けながら、テレビを含め大好きな仕事をこなしていった。

「休眠療法とは、いいかえれば緩和的外来通院抗がん剤治療。患者さん個々人に合わせ、標準抗がん剤治療よりもはるかに少ない量の抗がん剤治療を主軸とする治療です。副作用が出ない量に調節するので、普通の日常生活が送れ、その時間がより長く快適であることを目指します。以前から一部医師たちが模索してきた治療法でもあります」

とは数少ない休眠療法実践者の一人、銀座並木通りクリニック(腫瘍内科・緩和ケア内科)の三好立院長だ。三好院長は、東京医療センター、亀田総合病院乳腺外科・救命救急、癌研病院消化器外科・呼吸器外科、癌研研究所病理部、福岡大学病院胸部外科など名門病院のがん関連診療科で広く診療に従事してきた。

一方で元上可が立ち上げたがん相談所の業務にも関わり、がん難民の求める医療の何たるかを知ることに。現状では欠落している難民向け医療、即ち標準治療と緩和医療の間の隙間を理めようと、2007年に同クリニックを開いた。

二人に一人は何らかの効果

休眠療法は、多少の慣れや経験は必要だが、がん治療の経験を有する医師がその気になれば、
どこでも実施可能とのこと。初診前の受付電話は医療コーディネーターが対応し、次に時間を
かける初診(セカンドオピニオンと呼び、病状や死生観の把握をはじめ、家族関係や
地元かかりつけ医との連携など、治療に先立つ治療環境の整備も行う)へ。

三好院長が呼吸器科専門であるところから、肺がん息者が多いが、どんながんにも対応できる。
過去に治療した約400例の成績は、疾患制御率(がんが消えた+小さくなった+変わらない)が
約50%、奏功率(がんが小さくなった)が約8%。手立てがないと言われた息者の二人に一人は
何らかの効果が得られた。

「分子標的薬を含む国内未承認薬などの利用、あるいは強力なパートナーである放射線治療を
はじめ血管内治療、免疫療法、温熱療法など広義の休眠療法とのコラボで、更なる成績向上も
期待されます」

受診患者の多くは院長の著書やプログなどを読んでアクセスしている。薬の量・組み合わせ
などが従来とはかなり違う“非標準治療”のため、訴訟回避の意味でも同意書をとるのが
普通であろうが、三好院長は、診療は医師と患者の信頼関係のもとに成り立つという信念から、
一切とっていない。諦める前に、休眠療法に目を向けてはいかがだろう。

取材・構成 恵原真知子

週刊文春2013年1月31日号「病院情報ファイル2013」より

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